「日曜も部活だなんて大変だなあ」
「ええ、でも試合が近いので文句は言ってられません」
「そう言うこと。じゃ行ってくるわね。イリヤちゃんお願いね」
「了解。行ってらっしゃい」
7時過ぎに桜と藤ねえを送り出す。
空は晴れていて久々に布団を干そうと思った。

「おはよー」
「おはようございます。ナータさん」
ぼさぼさの髪の毛を弄りながら台所に現れた。
「お水一杯くれるかな?」
「はいどうぞ」
こくこくと飲んでいる。
二日酔いにはなっていないみたいだが未だに眠そうだ。
それにしても、藤ねえや桜やナータさんはお酒が強い。
「シロウ、湯の用意ができたようです」
アルトリアがとたとたと台所へやってきた。
「ところでセイバーちゃん、昨夜は士郎くんと一緒に寝たの?
はい、・・・あ!!!
うわぁ・・・。

非常にナータさんがにこにこしている。
その笑顔は遠坂が時々放つ悪意と一緒の部類のやつだ。
「じゃあ、そろそろ話をしましょうか」
どうやら遠坂も気づいていたらしい。
ほほほ、と笑っていやがる。
「シロウ、どうしたの?」
俺の膝の上で不思議そうな顔をするイリヤ。
やられたときはびっくりしたが、今では慣れてしまった。
それに、勢いよく立ち上がられると、思いっきり舌をかむ
それを見た遠坂たちは積極的にこの状態を奨励している。
いつかこいつらの膝に乗せてやろうと企てている。
「シロウ・・・、申し訳ありません・・・」
「ハハハハ、いや、いいんだアルトリア・・・」
「ん?今、士郎『アルトリア』って言ったわね」
「し、シロウ!!」
本当に気味の悪い笑みを浮かべる遠坂。
風呂上がりのため髪の毛が乾いてなかったり首にタオルが掛かってたりする。
「・・・ナータさん話を」
「そちらの話はゆっくり聞かせてもらうからね。で」
一同が真剣な顔になる。
さあ、聖杯戦争、どうしましよう


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